「昔は食べても太らなかったのに…」
「同じ量しか食べてないのに、なんだか体重が増えてきた」
そんなふうに感じたことはありませんか?その原因のひとつが「代謝の低下」になります。
代謝は体の根本的なエネルギー消費力を指し、年齢や生活習慣、ホルモンの変化などによって大きく左右されます。本記事では、代謝が落ちる原因とメカニズム、そして今日からできる改善・予防の方法まで、徹底的に解説します。
第1章:代謝とは何か?基礎から正しく理解しよう!

「代謝が落ちる」という言葉はよく聞きますが、実際に「代謝」とは何かを正しく理解している人は意外と少ないかもしれません。
ここでは代謝の定義から、その種類、私たちの体との関係性について深掘りしていきます。
● 代謝とは ”体のエネルギーの流れ”
代謝とは、食べたものや蓄えた栄養を体の活動エネルギーに変換する仕組み全体を指します。代謝がスムーズに働いている状態では、食べたエネルギーが効率よく消費され、余分な脂肪が蓄積されにくい「燃えるカラダ」を維持できます。この燃えるカラダがダイエットにおいて、とても重要になっていきます🔥
代謝は生命活動の根幹。呼吸、心臓の拍動、体温調節、血液循環、ホルモン分泌など、私たちが生きている限り、常に働いている重要な機能です。
● 代謝の三大要素
代謝は主に以下の3つに分類されます。
◉ 基礎代謝(60〜70%)
最も大きな割合を占めるのが基礎代謝です。
これは、何もしなくても、呼吸をしたり心臓を動かしたりと、体を維持するために最低限必要なエネルギー消費のこと。年齢・性別・体格・筋肉量などによって差があります。
例えば、同じ体重でも筋肉が多い人ほど基礎代謝が高くなり、太りにくい体になります。
◉ 活動代謝(20〜30%)
ウォーキングや家事、スポーツなど、体を動かすことで消費するエネルギー。ライフスタイルによって変動が大きく、座りがちな人と活動的な人では1日の消費カロリーに大きな差が生まれます。
◉ 食事誘発性熱産生(DIT:10%前後)
意外と見逃されがちなのがこの食事誘発性熱産生。食事の消化・吸収・分解・貯蔵の過程で発生するエネルギー消費です。特にタンパク質はこのDITが高く、食べるだけでもエネルギーを使います。
第2章:代謝が落ちる原因とは?見逃されがちな主な理由

代謝が落ちる原因はひとつではなく、複数の要因が絡み合って進行します。ここでは主な原因を詳しく解説します。
● 加齢と筋肉量の減少(サルコペニア)
人は20代をピークに、何もしなければ年1%ずつ筋肉量が減少すると言われています。これは自然な老化現象で「サルコペニア」と呼ばれます。筋肉はエネルギー消費の主役であり、その減少は代謝の低下に直結します。この筋肉の減少を少しでもゆっくりにしていくことが代謝をキープすることに重要になっていきます🫧
また、年齢とともにホルモン(成長ホルモンや性ホルモンなど)の分泌が減ることも、筋肉の維持・生成を妨げる一因になります。
● 座りっぱなしの生活
現代人の平均座位時間は約7〜9時間。
この「長時間動かない生活」は筋肉を使う機会を著しく減らし、代謝の低下を加速させます。特にデスクワーク中心の生活では、足腰の筋肉が衰えやすく、それが全身の代謝ダウンに波及します。座りっぱなしと言うのは仕事上、仕方のないことかもしれません。みなさんマッサージやエステなどで筋肉の凝りや疲れを取ろうとしてる人は多いですが、休日にも癖づいて動く人は少ないのではないでしょうか💦
● 食事制限や栄養の偏り
過度なダイエット、特に「炭水化物抜き」「カロリー制限」のみを重視した方法は、体を飢餓状態にし、代謝を節約モードに切り替えさせます。これにより、痩せにくく、リバウンドしやすい体になります。
また、タンパク質・ビタミンB群・鉄・亜鉛などの栄養素が不足すると、代謝に必要な酵素が作られず、体がエネルギーをうまく使えなくなります。
● 睡眠不足とストレス
慢性的な睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を妨げ、体の修復や代謝促進機能が低下します。さらに、ストレスによって分泌される「コルチゾール」というホルモンは、筋肉の分解を促進し、脂肪の蓄積を進める作用があります。
第3章:代謝が落ちるメカニズムとは?体の中で何が起こるのか

「代謝が落ちた」と感じるとき、実際に体内ではどのような変化が起きているのでしょうか?この章では、代謝低下の“中身”を科学的に、かつわかりやすく解説します。
◉ 筋肉量の減少と基礎代謝の関係
筋肉は、私たちの体の中で最も多くのエネルギーを消費する器官のひとつです。
何もしていなくても、筋肉は常にエネルギーを使って体温を保ち、代謝を維持しています。
しかし、運動不足や加齢によって筋肉量が減ると、この「エネルギーを使う力」が弱まります。
たとえば、筋肉1kgあたり1日約13kcalのエネルギーを消費するとされていますが、脂肪はその半分以下。つまり、筋肉が脂肪に置き換わると、同じ体重でも「燃費の悪い」体になってしまうのです。筋肉量の減少は代謝の低下にとても関係してくることになります。
この筋肉量の減少は、特に30代以降から加速し、何もしなければ10年で5〜10%もの筋肉が失われてしまうと言われています。
◉ ミトコンドリアの機能低下
細胞の中には、「ミトコンドリア」と呼ばれる小さなエネルギー生産工場があります。
ここで、摂取した栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)を燃やしてATP(エネルギー通貨)を作り出しています。
ところが、加齢・運動不足・酸化ストレスなどが原因でミトコンドリアの数が減ったり、働きが低下すると、食べたものを効率的にエネルギーに変換できなくなります。その結果、「エネルギー不足なのに太る」「だるさが取れない」といった代謝低下の症状が現れます。
逆に、運動や適度なストレス(ホルミシス効果)でミトコンドリアを活性化させると、代謝が上がり、太りにくく、疲れにくい体になります。
◉ 自律神経とホルモンの乱れ
代謝は、自律神経とホルモンのバランスにも大きく左右されます。
• 交感神経(活動):代謝を促進。心拍数を上げ、脂肪を分解。
• 副交感神経(休息):体を回復させ、消化や排泄を促進。
この2つのバランスが乱れると、エネルギーの燃焼効率が下がります。特にストレスや睡眠不足は交感神経を過剰に刺激し、慢性的な疲労状態(燃えにくいモード)へと導いてしまいます。こうなってしまうとなかなか代謝を上げることがとても難しくなってしまいます💦
また、成長ホルモン・甲状腺ホルモン・性ホルモン(エストロゲンやテストステロン)も代謝と密接な関係があります。ホルモン分泌の乱れは、筋肉の合成や脂肪燃焼機能を低下させ、代謝全体を停滞させてしまいます。
第4章:代謝を上げるための改善方法

ここからは、代謝を上げるための具体的な改善策を紹介します。「何をすればいいか分からない」という人も、今日から実践できるポイントを中心にまとめました。
✔️ 筋トレを習慣にする
特に鍛えるべきは、太もも・お尻・背中などの大きな筋肉具になります。
スクワット・ランジ・ヒップリフト・プランクなど、負荷は軽くても大きな筋肉をしっかり動かすことが代謝UPには効果的です✨
1日15分でもいいので「週3回以上」を目安に続けましょう。
✔️ 有酸素運動と組み合わせる
筋トレで筋肉を増やし、有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、バイクなど)で脂肪を燃焼するというコンビネーションが理想。
朝の軽い散歩や通勤時の一駅ウォークでも十分です。
✔️ 栄養のある食事をきちんと摂る
• タンパク質:毎食20g(例:鶏胸肉、卵、豆腐
• ビタミンB群:代謝酵素の補助(例:レバー、納豆、豚肉)
• 鉄・亜鉛:ミトコンドリア活性(例:赤身肉、牡蠣、海藻)
3食しっかり食べて、朝を抜かないことが大前提です。
✔️ 体を温める習慣を取り入れる
体温が1℃下がると代謝は10〜12%低下するとも言われています。
湯船につかる、白湯を飲む、内臓を冷やさない服装など、「温活」も代謝アップの一手です。
✔️ 睡眠とストレスケアを見直す
睡眠時間は7〜8時間が理想になります!
就寝前のスマホ使用を控え、ぬるめのお風呂でリラックス、アロマや音楽も効果的。ストレス管理は、結果的にホルモンの安定と代謝の安定につながります。
第5章:代謝の低下を防ぐための予防法

代謝は、一度落ちてしまっても正しい生活習慣によって回復できますが、「そもそも落とさない」ことが何よりも大切です。ここでは、日常の中で実践できる代謝低下の予防法をより詳しくご紹介します。
✔️ 若いうちから「筋肉の貯金」を
20〜30代のうちに筋肉をしっかり蓄えておくと、40代以降の代謝低下をかなり防ぐことができます。とくに女性は、男性より筋肉がつきにくいため、早めに意識することが重要です。
• 階段を使う習慣をつける
• 毎朝のスクワット10回をルーティンにする
• テレビを見ながら「ながら運動」する
など、生活の中で自然に筋肉を動かす機会を増やしましょう。
✔️ 食生活の「極端な偏り」を避ける
「痩せるためには食べる量を減らせばいい」という考えは危険です。
体は、生きていくために「ある程度のエネルギー」が必要です。栄養不足が続けば、代謝を抑えてエネルギーを温存しようとします(=代謝が落ちる)。
バランスよく、しっかり食べることが代謝維持には不可欠です。
特に意識したい栄養素:
• タンパク質:筋肉維持・食事誘発性熱産生に重要
• ビタミンB群:糖質・脂質代謝をサポート
• 鉄・亜鉛:エネルギー酵素やホルモンの材料
✔️”温活”で体温と代謝をキープ
基礎体温が低い人は、代謝も低い傾向にあります。体温が1度下がると、基礎代謝は10〜12%も低下すると言われています。
対策として:
• 朝起きたら白湯を1杯
• 寝る前のぬるめ入浴(38〜40℃)
• 首・足首・お腹は冷やさない服装
• スープ・根菜類など温かい食べ物中心の食事
こうした温活習慣は、冷え性改善にもつながり、一石二鳥です。
✔️自律神経を整える
代謝を落とさないためには、日中は交感神経をしっかり働かせ、夜には副交感神経にスムーズに切り替えることが重要です。
• 朝はカーテンを開けて光を浴びる
• 昼間は軽い運動で活動的に
• 夜はスマホを控え、照明を暗めにしてリラックス
• 寝る前に深呼吸や瞑想を取り入れる
これにより、自律神経の切り替えがうまくいき、代謝も安定します。
第6章: 代謝は一生付き合っていくべき「体の燃焼力」

ここまで見てきたように、「代謝が落ちる」ことには明確な原因とメカニズムがあり、それに対して有効な改善策・予防策も存在します。
大切なのは、「年齢だから仕方ない」と諦めないことです。代謝は努力次第で取り戻せますし、生活習慣によって10年後の体は大きく変わります。
⭕️代謝を整えることで得られるメリット
• 太りにくくなる
• 疲れにくくなる
• 肌ツヤや血色がよくなる
• 便秘や冷え性の改善
• 睡眠の質の向上
• メンタルの安定
つまり、代謝を整えることは「全身の調子を整える」ことそのものなのです。
🌱明日から始められること🌱
・毎朝5分のストレッチ
・週2〜3回の軽い筋トレ
・食事でタンパク質をしっかり摂る
・夜はスマホを早めに手放してリラックス
・月に1回、体重だけでなく筋肉量も測る
少しずつの積み重ねが、やがて「代謝の高い、自分らしい体」を作ってくれます。
代謝が落ちるのは、年齢のせいだけではありません。
食事、運動、睡眠、ストレス管理など、毎日の選択で「代謝のスイッチ」はいくらでも入れ直すことができます。
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