ダイエットや健康維持、ストレス解消、体力づくりなど、さまざまな目的で「有酸素運動をしましょう」と耳にする機会は多いです。しかし、いざ始めようとすると「ジョギングがいいの?」「ウォーキングでも十分?」「水泳って効果あるの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか🤔
そこでここでは、有酸素運動の代表的な種類を比較しながら、それぞれの特徴や効果、メリット・デメリットを丁寧に解説し、目的別に「結局何が1番いいのか?」を明らかにしていきます!
1 そもそも有酸素って何?

・有酸素運動の定義とは?
「有酸素運動(aerobic exercise)」とは、その名の通り酸素を利用しながらエネルギーを作り出す運動のことを指します。身体を比較的軽〜中程度の強度で継続的に動かし、心拍数を一定以上に保ちつつ、長時間持続させるタイプの運動です。
酸素を用いて体内の糖質や脂肪を代謝し、それをエネルギー源にして筋肉を動かす点が特徴であり、「酸素を十分に使える強度で行う運動」とも言い換えられます。日常生活の延長線上で行えるものも多く、ウォーキングや軽いジョギング、サイクリング、水泳、エアロビクスなどが代表例です。
・「有酸素」と「無酸素」の違い
運動には「有酸素運動」と「無酸素運動」の2種類がありますが、この違いは主にエネルギーの作られ方と運動の時間・強度によって分けられます。
有酸素運動⇨低〜中程度の負荷で長時間継続できる運動。酸素を利用して脂肪や糖をエネルギーに変える。主に「持久力」に関係。
無酸素運動⇨短時間で高強度の負荷をかける運動。酸素を使わず、主に筋肉内のグリコーゲンなどを使って即効的にエネルギーを生産。
ex:筋トレ・短距離走・重量挙げなど。
どちらが良い・悪いではなく、目的によって使い分けることが重要になります。ダイエットや生活習慣病の予防には有酸素運動が効果的で、筋力アップや瞬発力強化には無酸素運動が適しています。
・有酸素運動の具体的なメカニズム
私たちの体が動くには「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー源が必要です。ATPは非常に短時間で消費されるため、体内では常に新しいATPを生成する必要があります。有酸素運動では、呼吸によって取り込まれた酸素とともに、脂肪や糖質を分解してATPを作り出す「有酸素代謝」が行われます。
この過程では、
• グルコースや脂肪酸がミトコンドリアで酸化され、
• CO₂(二酸化炭素)とH₂O(水)を排出しつつ、
• 多くのATPが生成されます。
このように、脂肪を優先的に使う代謝経路が働くのが有酸素運動の最大の特長です✨
・有酸素運動の運動強度と継続時間
有酸素運動の効果を引き出すためには、以下の2点が重要です。
強度⇨最大心拍数の60〜70%前後
目安は「ややきつい」と感じる程度で、息が上がりすぎず、会話ができるレベルがバッチリです👌🏻
継続時間⇨20分以上を目安にすることがおすすめです!開始から20分ほどで脂肪の燃焼効率が上がるため、30分以上の継続が理想的です!
また、週に3〜5回を目安に行うと、健康促進・ダイエット・持久力向上などの効果が持続的に得られます。
・有酸素運動はどんな人に向いている?
基本的にはすべての人に有効ですが、特に以下のような方におすすめです。
✔️健康診断で生活習慣病のリスクを指摘された方
✔️体重を減らしたい・ダイエット中の方
✔️メンタルの不調や不眠に悩む方
✔️筋トレだけでは疲れやすさが抜けないと感じる方
✔️運動初心者・高齢者
運動のハードルが低く、日常生活に取り入れやすいため、まず最初に取り組むべき運動と言っても過言ではありません。
2 有酸素運動がもたらす身体への効果

・体脂肪燃焼と代謝の活性化
有酸素運動によって最も注目されるのが体脂肪の燃焼です。運動時間が延びるにつれ、脂質の使用割合が増え、皮下脂肪や内臓脂肪の分解が進みます。
また、長期的に継続することで基礎代謝が高まり、安静時でもエネルギー消費しやすい体質になります。これは「痩せやすく太りにくい身体」への第一歩です。
・心臓・肺の強化と血管の柔軟化
有酸素運動では、心拍数と呼吸数が上がります。これにより心臓がより強く、効率的に血液を送る力を身につけ、血管も柔らかくしなやかになります。結果として、血圧の安定化、動脈硬化の予防、脳卒中や心筋梗塞リスクの低下といった、循環器系疾患の予防にもつながります。
・血糖コントロールの改善と糖尿病予防
有酸素運動によってインスリン感受性が向上します。これは「インスリンが効きやすい身体になる」ということ。ブドウ糖が血中に長く残ることなく、スムーズに筋肉や細胞に取り込まれるようになります。
その結果、2型糖尿病の発症リスクが大幅に低下。実際、糖尿病治療においても、有酸素運動は食事療法と並ぶ重要な柱です。
・ストレス軽減とメンタル安定
運動によって分泌されるセロトニン、エンドルフィン、ドーパミンといった脳内物質は、「幸福感」「集中力」「リラックス」をもたらします。これは抗うつ作用にもつながるほど強力です。
また、自律神経のバランスが整うことで、睡眠の質も向上し、イライラや不安が軽減されるという研究結果もあります。
・認知機能と記憶力への効果
有酸素運動を定期的に行うと、脳内の海馬や前頭葉が活性化され、記憶力や認知機能が向上するという研究もあります。
特に高齢者においては、認知症のリスクを下げるだけでなく、軽度認知障害(MCI)の進行を抑える効果も示唆されており、非常に注目されています。
3 有酸素運動の種類と特徴
ここでは、有酸素運動の代表的な種類とその効果・適性について、より詳しく紹介していきます🌟
・ウォーキング

ウォーキングは最も身近で始めやすい有酸素運動です。特別な技術や器具を必要とせず、膝や腰への負担が軽いため、運動初心者や高齢者にも適しています。ペースや歩く距離を調整することで、自分の体力に合わせた負荷をかけられる点も魅力です。ただし、強度が比較的低いため、ダイエットや体力向上の効果を高めたい場合は、速歩きや坂道歩行などで工夫が必要です。
✔️メリット
誰でも簡単に始められ、怪我のリスクが非常に低い。膝や腰など関節への負担が少なく、継続しやすい。
✖️デメリット
消費カロリーが比較的少ないため、短時間での脂肪燃焼や筋力アップには不向き。負荷を高める工夫が必要。
・ジョギング・ランニング

ジョギングやランニングは、ウォーキングよりも運動強度が高く、心肺機能の向上や脂肪燃焼効果が期待できます。体に負荷がかかるため筋力アップや持久力の向上にもつながりますが、膝や腰への衝撃が大きい点には注意が必要です。特に運動初心者や関節に不安のある人は、正しいフォームを習得し、無理のないペースで取り組むことが怪我予防に欠かせません。
✔️メリット
効率よく脂肪を燃焼し、心肺機能を大幅に向上させられる。筋肉への負荷も高く、体力アップに最適。
✖️デメリット
膝や腰への衝撃が大きく、フォームが悪いと怪我のリスクが高まる。初心者や関節の弱い人は注意が必要。
・サイクリング

サイクリングは関節への負担が非常に少なく、長時間の運動を継続しやすいことが特徴です。下半身の筋持久力を高めながら、効率よく心肺機能を鍛えられます。屋外でのサイクリングは景色を楽しめるため、精神的なリフレッシュ効果も大きいです🌱
✔️メリット
関節への負担が少なく、長時間の運動が可能。景色を楽しみながら行えるため、精神的なリフレッシュ効果も大きい。
✖️デメリット
天候に左右されやすく、安全面にも注意が必要。屋内用のエアロバイクなども選択肢になるが、環境が限られる。
・水泳

水泳は浮力の効果で体重の負担が軽減され、関節への負荷がほぼゼロとなるため、ケガのリスクが少ない全身運動です。全身の筋肉をバランスよく使いながら呼吸法も身につけるため、心肺機能の強化に優れています。特に関節痛やリハビリ中の方、体重が重い方に適していますが、泳ぎ方の習得が必要な点がハードルとなる場合があります。
✔️メリット
全身運動でありながら関節負担がほぼゼロ。心肺機能の強化に非常に効果的。リハビリや体重が重い人にも適している。
✖️デメリット
泳ぐ技術が必要で、初心者には習得のハードルが高い。プールの利用環境や設備が必要。
・エアロビクス・ダンス系

エアロビクスやダンスは音楽に合わせて体を動かし、楽しみながらカロリーを消費できる運動です。リズミカルな動きがストレス解消にも効果的で、仲間と一緒に取り組むことで継続しやすくなります。ただし、正しい動きを学ぶ必要があり、自己流だと効果が薄れたり怪我をしやすくなるため、クラスや動画を活用して正しいフォームを習得することが望ましいです。
✔️メリット
楽しく続けやすく、ストレス解消にも効果的。コミュニティ参加でモチベーション維持がしやすい。
✖️デメリット
正しい動きを習得するのに時間がかかる。自己流だと効果が薄く怪我のリスクもある。
4 目的別・タイプ別おすすめ運動
ここでは、「こんな悩みや目的がある人には、こんな運動が最適」という観点で、有酸素運動の使い分けを紹介します。
・ダイエット目的
💫おすすめ:スロージョギング/サイクリング/水中ウォーキング

長時間続けやすい運動が最適です!消費カロリーと脂肪燃焼効率を両立できる運動を選択しましょう。継続力が最も重要で、週3〜5回、30分以上の継続がカギ。
・ストレス軽減やメンタル安定
💫おすすめ:ウォーキング/ダンス/自然の中でのハイキング

セロトニンやエンドルフィンの分泌を促してくれます。自然と触れる運動は副交感神経を刺激し、心が落ち着くのでこの3つはいかがでしょうか✨
・生活習慣病予防
💫おすすめ:速歩きウォーキング/サイクリング/水泳

これらの有酸素運動を行うと心肺機能を高め、血圧・血糖値の安定を助けてくれるのです!無理なく続けられる種目を選び、習慣化を目指す方におすすめです!
・高齢者・運動初心者
💫おすすめ:水中運動/低強度のウォーキング/ストレッチ系エアロビ

膝や腰への負担が少ないものを選択するのが重要です🌱「安全性」「転倒リスクの低さ」「楽しさ」を重視しましょう
・筋力維持・下半身強化
💫おすすめ:登山/バイクマシン/坂道ウォーキング

有酸素だけでなく、筋肉への負荷も一定程度加わるものが良いとされています!特に下半身(大腿四頭筋・ハムストリングス・臀筋)を刺激できる種目が最適です✨
5 よくある質問Q&A

ここでは、有酸素運動についてよく寄せられる疑問に答えていきます💪
Q1. 有酸素運動は毎日やってもいいの?
A:基本的にはOK。ただし「強度と回復」のバランスが大切。
ウォーキングや軽いジョギングなら毎日行っても問題ありません。ただし、筋肉痛や倦怠感が強い場合は無理をせず、1〜2日の休息を挟むのも重要です。
Q2. 朝と夜、どちらの時間帯が効果的?
A:目的によって異なります。
• ダイエット目的なら「朝」が◎(脂肪燃焼がスムーズ)
• ストレス解消や睡眠の質向上が目的なら「夜」が◎
• 結局は「続けられる時間帯」が最も効果的!
Q3. 有酸素と筋トレはどちらを先にやるべき?
A:目的によって異なりますが、脂肪燃焼が目的なら「筋トレ→有酸素」がおすすめ。
筋トレでグリコーゲンを使った後、有酸素運動をすると脂肪が優先的に使われやすくなります。ただし、体力に不安がある人は逆でも構いません。
Q4. 20分未満の有酸素運動は意味がないの?
A:いいえ、意味はあります。
確かに脂肪燃焼が本格化するのは20分を超えてからとされますが、たとえ5分〜10分の運動でも「積み重ね」が大切です。忙しい日でも「やらないよりマシ」が基本です。
Q5. 雨の日や外に出られない時はどうする?
A:室内でも工夫次第で有酸素運動は可能です。
• ステッパーやエアロバイクを使う
• YouTubeなどで自宅フィットネス
• 階段昇降、軽い足踏み運動
「天気に左右されない習慣作り」がカギです。
6 結局、何が一番いいの?
ここまで読んで、「結局、自分には何が合っているの?」と思った方も多いでしょう。
「一番いい有酸素運動」とは、“自分に合っていて、続けられるもの”
最終的な答えは、意外とシンプルです。
• 続けられるか?
• 楽しめるか?
• 自分の目的に合っているか?
この3つをすべて満たす運動こそが、あなたにとっての「ベストな有酸素運動」なのです。
続けるための3つのコツ
1. スケジュールに組み込む(例:朝起きたら10分の散歩)
2. 「ながら運動」を取り入れる(音楽・ポッドキャスト・動画を楽しむ)
3. 完璧を求めない(1日サボっても気にしない)
有酸素運動が教えてくれるのは「自分との付き合い方」
体脂肪の燃焼、心肺機能の強化、精神の安定、病気の予防…
これらすべてを一度に叶えてくれる有酸素運動は、まさに心身のメンテナンスツールです。
「毎日1%の積み重ね」が、1年後に大きな違いを生むことは、誰にでも起こる現実です。だからこそ、今日から“できること”を始めることが何よりも大切です。
「結局何が一番いいのか?」という問いに対しての答えは、
”あなた自身が楽しく、無理なく、長く続けられること”
シンプルだけれど、最もパワフルな真理です。
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