みなさんこんにちは!
早稲田駅徒歩1分のパーソナルジム Kirei by QUALITASを運営する櫻井です!
みなさんは普段、お漬物食べてますか?
日本で古くから食べられてきた漬物ですが、保存性の高さだけではないその発酵力が近年、より高く評価されています。
そもそも発酵食品というイメージが高い漬物ですが、全ての漬物が発酵されているわけではありません。
梅干しや浅漬けのようなものは発酵しない漬物で、ぬか漬けや麹漬けなどが発酵する漬物になります。
発酵する漬物の主な発酵菌は乳酸菌です。
乳酸菌は空気中に浮遊しているものや野菜に付着しているもの、漬け床に付着しているものなどが由来源となっており、漬ける野菜に含まれる糖類の作用で発酵します。
乳酸発酵した漬物を食べると一部の乳酸菌が腸内に棲みつき、善玉菌となって増殖して腸内環境をよくしてくれます✨
近頃「腸活」が流行るなど腸内環境に焦点を当てた健康法が注目されていますね。
代表的な漬物であるぬか漬けは、ぬか床1gに最大で10億個もの乳酸菌が含まれるといわれており食べる整腸剤と言えます。
また、乳酸菌はそれ自体に免疫を高める力や抗アレルギー作用があり、
プロバイオティクスとして腸内細菌全体のバランスを整えてくれます💪
漬物のすごい力はそれだけではありません。
発酵によりアミノ酸が増え、うま味に変わるので、野菜のおいしさをさらに引き出してくれます。
食塩の働きで水分が抜け、生では食べにくい野菜でも食べやすくなります。カサが減る分、食物繊維の割合も多くなりますね。
さらに発酵を司る微生物は多様な栄養成分を生産してくれます。
ぬか漬けを例に挙げると、タンパク質、ミネラル、ビタミンなど栄養の豊富な米ぬかは、微生物の宝庫でもあり、
乳酸菌や酵母などがひしめきあって存在しています。
ここに野菜を漬け込むことで、ぬか由来の成分や微生物が作り出す成分が漬物に移行し栄養価を高めることができます。
糖質やたんぱく質の代謝に大きく関わるビタミンB群も増えます。
加熱調理をしない漬物は熱に弱いビタミンCなどの損失が少なく、野菜が収穫できない貴重なビタミン源として重宝されてきました🥒
美肌につながるビタミンCは、乾燥などによる肌トラブルが気になるこれからの時期にとても重要ですね!
嬉しい効果ばかりの漬物ですが、塩分には注意が必要です☝️一度にたくさん食べるのではなく、
他の食事とのバランスをみながら小まめにプラスしていくのがおすすめです。
塩味と酸味を両方併せ持つ漬物は、炒め物やスープにプラスしたり和え物に加えると味のアクセントになります。
普段の食生活に、ぜひ活用してみてくださいね!